新幹線

あたしってちょっと変わってる?
彼と遠距離やってて、
今日会えるのに
こんどはいつ会えるんだろう?
って考えちゃう。
あたしの彼タクヤと今日会ってきた。
タクヤはいっつもあたしのところに来てくれる。
でもね、
あたしが実家だからいっつもホテルになっちゃうんだよね。
もちろん日中は、ウィンドーショッピングをしたり、二人でアイスを食べたり、
特に何てことないんだけど、二人の時間を過ごしてる。
昨日の夜タクヤと一緒に過ごした。
「ナナ愛してるよ」
その言葉を元気の源にして過ごしてる。
なかなか会えなくてもそういう風に言ってくれたことが嬉しいから。
今日は一番嫌な日だった。
タクヤを東京駅まで送らなくちゃいけない。
今は真夏だけど、これって冬は寒いし、余計寂しさ感じちゃう。
「バイバイ!」
そう言って新幹線が走り出してタクヤが見えなくなるまで見送る。
お祭りが終わったあとのような寂しさ。
こんどのスケジュールをやっと決めて、それもまた元気の源だったり。
こんなこと考えているときに、ふと友達との旅行の予定を見た。
「あ!」
思わず口に出してしまった。
この旅行をしているころ、きっとタクヤとのデートが終わって
寂しい時期なんだろうなあって。
もちろん会えないのも寂しいけど、彼を見送ったあとが寂しい。
で、こんどの旅行のときは次の予定は決まっているのだろうか?
こんなことを考えるなんてことを親友に話したら、
「ナナってネガティブよ!」
と言われてしまった。
電話も昔より発展してきて、
ネットもできるようになったけれど、
あの愛しい手を握れるのは3週間待たなきゃならない。
屈辱的な週末。
切ない寂しい週末。
何回日曜日をやり過ごせばいいんだろう?
そんなネガティブな感情になってしまう。
彼だけが人生ではないけれど、彼に会えないのはやっぱり寂しい。
土曜日とか日曜日になんとなーく予定作って
寂しさ紛らわすこともあったり無かったり。
べつに他の男の人とどうにかなろうとは思っていない。
ただ、仕事も休みな週末、友達はどうせデートしてるんだろうなとか、
思うと涙が出てきてしまう。
タクヤはこんなあたしよりももっと強いと思う。
あたしは料理を習ったりしているけれど、目的はタクヤにおいしい料理を作って
あげたいからっていうのと、
何か予定がないとやってらんないのだ。
こんな自分が情けなかったりする。
町中のカップルが羨ましく思ったり。
手を握れるのはもう少し。
キスをできるのはもう少し。

いや、それが終わったとしても、
最近仕事が忙しくなっているタクヤ。
頻度がこれから少なくなるかもしれない。
触りたい。
キスをしたい。
そして、あなたの顔をじーっと見ていたい。
そんな風に思って愛しくなる夜がこれからどのくらい来るだろう。
ラブソングを聞きながら耐えていよう。
きっと幸せがくるから。





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